私たち真宗門徒の「暮らしベーシック」
聞法
聞法の生活

 聞法とは「法に聞く」という意味で、法(教え)に私の姿を聞き、知ることです。鏡がなければ自分の顔を見ることができないように、法(お経)は、鏡に喩(たと)えられ、私たちのあり様をうつし出すものです。

 『わたしの出会った大切な一言』(蓮如上人五百回忌記念出版)という本の中に、「元気出せ!ねえちゃん」という言葉があります。これが、自分にとって大切な一言であると感じた女性が応募されたものでした。人生に疲れ、道をうつむいて歩いていた時に、自転車に乗った見知らぬおじさんに掛けられた言葉だそうです。しかし、それは単にその時だけに止まらず、何年経っても、そこを通るたびに、勇気づけられるそうです。

 そんなことに触れると、私たちの一番の深い欲求は、本当の私の姿を教え、どんな時にでも私自身を根底から支えてくれる、そんな言葉に出会いたいのではないかと思うのです。「聞法の生活」とは、自分に出会われた方の人生や言葉を通し、わたし自身に出会う歩みのことなのです。
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