お釈迦さまの入滅(お亡くなりになること)後、その遺骨は八分され、インド各地に安置されたといわれています。そのそれぞれに塔が立てられ、信仰の対象となりました。やがてお釈迦さまの遺骨の塔というだけでなく、「功徳のある行い」として塔が建てられるようになりました。
功徳のある行い、つまり塔を建てて供養するという「造塔供養」が亡くなった方への供養となると考えられるようになりました。こうして建てられるようになった塔は、長い歴史の中で小型化していき、墓所に建てられるものとなってきました。それが、今日に真言宗のお寺で見られる板塔婆です。
板塔婆は、弘仁元年(810年)8月8日、弘法大師が河内の国に高貴寺を建立したときに板塔婆を立てたことを由来として、一般に広まったものといわれています。
しかし、真宗の寺院では板塔婆を用いません。塔婆を建てるということが亡くなった方への供養と考えられていると説明しましたが、真宗のお寺では亡き人の供養という考え方をしないからです。
「お寺なのに供養をしない?」そう思われた方も多いと思います。どういうことでしょうか?みんなで考えていきたいと思います。
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