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公開講座「世界を信じるために」
〜メディアは戦争も平和もつくる〜
講演:森 達也氏

「ナチスの最高幹部へルマン・ゲーリングは『なぜ、ドイツはあれほどに無謀な戦争を始めたのか』との裁判官の問いに、以下のように答えている。『もちろん、一般の国民は戦争を望みません。(略)でも指導者にとって、戦争を起こすことはそれほど難しくありません。国民にむかって、我々は今、攻撃されかけているのだと危機を煽り、平和主義者に対しては、愛国心が欠けていると非難すればよいのです。(略)』」と森さんは『世界を信じるためのメソッド』で記しています。

 戦争とメディアは共犯関係にあります。しかし使い方によっては間違いを超えることもできましょう。メディア論を仏教に翻訳すれば〈方便論〉になります。表現(方便)には無色透明はありません。つねに表現者の意図が入ります。特にテレビというメディアは、国民洗脳装置といってもよいものです。ニュースやドキュメンタリー作品であっても表現者の意図が入ります。森さんは、「映像を信じるな、つねに疑え」というのでしょう。それは「真実」ではなく、どこまでも「方便」であると。「真実」は自分が体感することであって、メディアを通したときには、すべて「方便」になります。人間が「方便」を忘れたとき、戦争に傾斜してゆきます。実はこころの中に思い浮かべる映像(イメージ)すらも、「方便」なのです。その「方便」すらも信じてはならないと思います。
 
 メディア論を通して、平和論を一緒に考えてゆきたいと思います。みなさんの参集をお待ちしております。



日時:2007年4月5日(木) 13:30〜
場所:東本願寺 真宗会館
講演:森 達也 氏
主催:真宗大谷派東京教区 教学館

森 達也 氏プロフィール
広島県生まれ。テレビディレクター、映画監督、作家。98年、自主制作ドキュメンタリー映画『A』を発表。その続編『A2』が、山形国際ドキュメンタリー映画祭にて審査員特別賞、市民賞をダブル受賞し、大きな評価を受ける。著作には、『放送禁止歌』、『「A」マスコミが報道しなかったオウムの素顔』、『世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい』、『下山事件』、『ドキュメンタリーは嘘をつく』、『いのちの食べ方』、『世界を信じるためのメソッド』ほか多数。

参加申込み
4月2日(月)までにEメール(office@ji-n.net)にて、東京教務所担当:朝倉までお申込みください。
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