当山は、約200年前、越後高田（現新潟県上越市）の本誓寺より別れ、真岡代官の越後真宗門徒の現在地への移民政策の中で建立された寺で、開基は高田本誓寺住職･連枝の演暢院です。当時迷信･俗信がはびこる北関東の地で他宗の人々から差別されながらもひたむきに親鸞の念仏の教法の中に生きてきた越後の真宗門徒の伝統が残っております。しかし、混迷する現代の思潮の中にあって、私たちが仏教徒として、真宗門徒として生きることの真の現代的意味を問いかけていこうと思っております。