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事例1.『サークルのはずが いつの間にか・・・』

私は、大阪出身で、新潟の○○協会に行く。きっかけは大学進学当時一人暮らしを始め、そのアパートに来た青年サークルの訪問アンケートから。いろいろなことをやってみたい思いがあり、先に聞いていたサークルだったので抵抗なく答える。専攻が工学部だったので、宗教、人生のことなど学校では学べないことを学べるとアピールされ、同じ学部で自分もそのような体験をして為になったと話され、興味を持ちそのサークルに通い始める。そのビデオセンターではビデオを観て○○原理を聞く。もちろん○○協会とは言わず聖書の話として聞かされていた。サークルと呼べるほど和気あいあいではなかった。イベント(バーベキュー、ボーリング、カラオケ)を企画し、最初はそれに参加することによって交わりを深めた。居心地の良い人間関係だった。5か月ほどビデオを見、その後○○協会と知らされる。合同結婚式などマスコミで騒がれていたので全く知らないわけではなかったが、実際中に入ってみると良い団体と思えたので、驚きはしたがあまり抵抗なく入って行った。それからはセミナー(講義)を受け活動し始めた。新しく学生のためのホームを造るという目的で万物復帰(物売り)で資金集めをした。万物復帰の意義(単なる物売りではない)という講義を受けながら、神の御旨と思い活動していた。統一協会という名前は伏せて活動するのだが、罪悪感はなく、逆に知らせない方が抵抗なく入れる。その人の救いの為につく嘘だから善なんだと思っていた。95年に入り合同結婚を受ける準備を始めた。最初の頃「祝福の意義」の講義を聞いても、あまりにも考え方がちがう、これだけは受け入れられないと思っていたのに、実際に受けた人の証しや周りの雰囲気などによって自然に自分も受けたいと思うようになっていた。その際今まで○○協会のこともアパートを引き払ってホームに入っていることも言わずにいた家族に話すことになったが、どう言ってよいか分からず上司に相談すると『いきなり合同結婚の話をすると刺激が強いから○○協会に入ろうと思うという初期段階だと話したらどうか』と言われ、その通りにした。家族は賛成はしなかったものの頭ごなしの反対もせず、自分のことだからしっかり考えてほしいと、ある程度黙認してくれた。春頃自分を誘った人(霊の親)が保護された。○○協会ではそのような○○協会にとって都合の悪いことが起こると、一番近い人(霊の子)の責任と言われ、自分もそう思い、東京まで行って居所をつきとめるため尾行などもした。その時は必死で、大変なことをしているという自覚はなかった。居所も分からずじまい。そういう中で自分もまた保護された。拉致監禁だと思い反発もあったが、こうなることによって霊の親が戻れるかもしれないと良いように考えたり、又腹が立ったりした。マンションの中ではその中にいるだけでもいやだった。ある程度勉強したらもういいと言おうと考えていたので全然勉強になっていなかった。説明しきれない部分もあるので家族も納得せず、教会の人に来てもらうことになる。間違いを指摘されても○○協会の解釈で自分自身を納得させていたが、ある頃から何か少しおかしいと思い始める。それまでは真理だから絶対正しいと思っていたが、もしかしたら間違いではないかと感じ始める。しかし教理の間違いについては徐々に認めることができるようになったが、一緒に活動していた人間関係が後押ししていた。でも情にだけ流されていてはいけないと思うようになり、先に保護されていた上司も先にやめていて、間違いだったという話を直接聞く機会があったので、その時救われた。はじめて一緒に活動していた人の存在が大きかったことを知る。自分自身も救出の働きにおいて、そのようにおちこんだ人の慰めになれたらと思う。」

(京都聖徒教会 『みぎわ会だより』1997年1月号より)
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